脳内リンク

物事って覚えただけじゃ役に立たない。当たり前ですね。覚えた後に活用する段階で役立つものだと思っている。


あぁ、ソレって数式みたいに一個覚えれば応用効くって話でしょ?っていう程簡単な話でもない。単純に覚えておくだけのことでも同じことが言える。


つまり、何らかの話を聞いて「あ、あの話はこの話と連動してるな。」と言うのに気づくか気づかないか、っていうのは非常に大事。別の言い方をすると、知っててもソレを活用出来なければ知らないのと同じ。むしろ、知ってたくせにって言われる可能性も考えれば知ってて使えないのは知らないほうがマシとも言える。


つまり覚えた内容をいろんなところで引き出せる事、勝手に脳内リンクって呼ぶけど、このリンク能力が高ければ高いほど、少ないインプットで大量の情報を引き出せるので物知りとも言えるし、一を聞いて十を知ると言う話もあるが、勘がいい/悪い*1って話にもなるかな?と。


なので、自分としては話を聞いている際には、ただ単に聞いているだけじゃなく、脳内では話を分解して、類似案件や反対条件などの検索を実施しているのだと思う。そうすることによってリンクされた情報が引き出されていろんな事がわかってきたりする。そして、知識が体系化される。


で、何が言いたいって言うと、この「勘が悪い」っていう所を改善するためにはどういう特訓が有効かなぁ?と思って・・・。


自分:「コレ知ってる?」
後輩:「知りません。」
自分:「こう言う意味なんだけどね。」
後輩:「あぁなるほど分かりました。」
自分:「でも、こう言う話は聞いたことない?」
後輩:「ソレですか、知ってますよ。」
自分:「それと同じだよ?」
後輩:「・・・・そう言われれば、そうですね。」


こう言うやり取りが異様に多い。知ってるのに、ソレが引き出せない。コレはね、ホント知ってるだけにたちが悪い。「たちが悪い」なんて思いたく無いのに、ついつい心をよぎる。よぎった後に、人様に対して何偉そうに思ってるんだよ?と、チョット自己嫌悪が襲ってくる。


なので、私自身の精神衛生のためにも、この辺の特訓が必要かなぁ?と。ソレが出来れば話の理解も早くなるのかなぁ?とか思ったりしたりもしてる。


とは言え、結局のところ、いろいろとあれこれやれって言っても、キャパを超えてしまうのでダメ。だとしたら、何処から注力していくかなぁ?と悩み中。


結局、後輩育成の話に戻っている・・・。


もうね、ここが一番の悩みなんですよ。自分一人で解決出来ないから余計に。

*1:頭の回転が速いとも言うかな。