時代はワイルドからマイルドへ。どうしたの?ヨネスケ?フラペチーノ?

R-1グランプリを見たので、その感想を書いておこう。ネタバレが多数あるのでご注意。

Aブロック

岸学

面白いよ。ただ、会場が冷えきったしょっぱなでやらされる辛さがあるよね。順番が違えば、もっと笑いをとれたと思う。本人もガチガチだったようにも見えるし。「いろいろ説明しよう」などのセリフは思わず笑った。いいんだけどなぁ、残念。あと、ところどころがこう、もう少し上手く伝えられないのかよ?と言うところもあって、磨けばいいのになぁ。。。と思う残念な点が目立った。

三浦マイルド

最終的に優勝しちゃうんだけど、勢いだけっていう印象が拭えない。フリップ芸で面白いといえば面白いのだが、長い!と言う印象を受けた。また、「ほいじゃあの」(だっけ?)がネタの締めにならない辺りが、ネタ順に問題が有るように思えた。フリップを2組程抜いて、順番を変えると、だいぶ印象が変わると思う。

ヤナギブソン

円グラフネタ。円グラフを持ってきた辺りは面白かった。一方で、一つ前の三浦マイルドが長い!と感じた分、ヤナギブソンは短いと感じる程度で終わってしまった。え?これで終わり?正直拍子抜けした。面白く無い訳じゃないけど、こぢんまり感がただよい、もう少しなんとかならんかったもんか?後半はもっと弾ける展開が欲しかった。

プラスマイナス岩橋

うん。。。単発のまとめっていう感じかなぁ。岩橋君のキャラクタを理解してくれている関西圏では受けが良かったんちゃうかな?私は、よく分らんかった。残念だが・・・。

Bブロック

ヒューマン中村

フリップネタ。フラペチーノ?が瞬発力高かった。フラペチーノ?面白い。しかし、それ以外があまり印象に残らない感じ。どうしたの?フラペチーノ?

三遊亭こうもり

頑張ったね。末高斗夢の頃から嫌いじゃないキャラだったので、密かに応援していたが、難しいねぇ。都々逸自体はよくできていたが、なんて言うかこのネタで爆笑をとって、賞を取りに行くっていうのは難しい形だと思う。あと、末高斗夢時代から変わらない上ずった感じっていうかなんとなく感じるテンパリ感が落語家としてはあんまり良く無い方向に効いてる。落語家にはもう少し落ち着きが欲しいって思うのは、私の好みの問題かな?

田上よしえ

面白いと思う。ただまぁ、なんて言うのかなぁ・・・。空回り感を出したいのかわからないけどあのいらっしゃいませの言い方はあんまり好きになれなかった。そして、オチがケツメイシっていう、あれも頂けないなぁ。全体として「ヨネスケ」が気になる構成になってたんだから、もう少しなんとか出来ればよかったのに。と言う印象。

桂三度

うむーーーー、なんて言うのかなぁ。上滑り感が半端ない。客がシステムを納得する前に始まっちゃってた辺りももう少し、構成がなんとかならんかったもんか。と言う気がする。こうもりさんでも言ったが、落語家には落ち着きが欲しい。そして、その落ち着きは無い。

Cブロック

キンタロー。

客が求めているものを客が求めている形で提供したという意味では、期待を裏切らない出来だったと思う。ただまぁ、もう目新しさっていうのは無い感じなので、上位に行くっていうのは難しいだろうねぇ。面白かったよ。と。

スギちゃん

を?すげぇじゃん。あのネタをそのまま持ってきておきながら、面白さを追加する方向にちゃんと行けたと思うよ。グズグズなのも含めてキャラ、ギャグにしてしまうっていうのは、悪くないと思う。でも、一番笑ったのはテキトーにやった最初の「フライングワイルド」だったりする。キャラ得だな、この人。あと、「ネタをカンペ見ながらやった」と言う点について苦言を呈されている方が多数居らっしゃる様だが、小須田ボックス*1を使うためには紙が必要だった訳で、あれを含めて「芸」だと考えるべきかなぁ?と。

アンドーひであき

すげぇ。「芸」としては面白いと思う。ただまぁ、ネタのレベルにバラつきがね・・・。蛭子能収とかは、何やってるか分らないレベル。や、解るんだけどね。一方で小栗旬とかは、顔までそう見えるからすげぇね。パフォーマーとして頑張って欲しいが、ネタを全部出し切った感があって、なんとなくキンタロー。よりも早く飽きられそうなのがかわいそう。

雷ジャクソン高本

へぇ、知らないなぁって言う話題を持ってきて、意外性から笑った。でもまぁ、うん。勢いだけかなぁ・・・。三浦マイルドと大差無いって言ってしまえば、無いわ。と言う印象。悪くないネタだったので、もう少し見てみたい感じがあるなぁ。勢いだけだけど。

最終決戦

三浦マイルド

「西岡さん」がなんて言うか「そんなヤツおらへんやろ?」のギリギリ手前。あぁ、居るかも?居てもおかしくないかも?と言う辺りでキャラ造形されていて、絶妙。しっかり1本目の「市民税払うたこと、なー」との縦軸もできてた辺り、構成としても悪くないできだったと思う。ただまぁ、1本目の悪印象を持ってるのでなんとも・・・言えない感じ。

ヒューマン中村

1本目がネタの途中で「っぽい言葉」から「っぽく言ってみる」に変化する事で味の違いを出してきていたのに2本目のネタはずっと同じテンションで同じ内容のネタが続いた感じ。1個ずつの笑いのセンスとしては悪くないと思うんだけど、このネタを3分ずっとっていうのは、チョットばかり厳しいように思えた。一度くらいはしりとりで返した後に、再度返されてみる。位の意外性が欲しかった。また、その時のテンポももう少し上げて欲しかった・・・。

アンドーひであき

1本目でのネタ出し切り感が半端ない。筧利夫を縦軸に持ってきたが、ソレはあんまり特徴を掴み切ってないよ。っていうか、伝わりづらいよ。と言う感じだったため、縦軸感も出ず、なんとも・・・。弾数が足りてない感じで、まぁ・・・しょうがないか。この人はテレビと言うよりは生の演芸場でお金を払いながら見るのが正しい鑑賞法かと思います。テレビに出ると、早く摩耗しそう。

という事で、最終決戦だけを見たら、三浦マイルドの優勝もなんとなく、そうか。そうかぁ。としか思えないけど、田上よしえとかが上がってきてたら、また話はべつだったんだろうなぁ。と思う。キングオブコントのバイきんぐ小峠ほどのキャラクタが発掘できたわけでもなく、今年「も」R-1グランプリはぱっとしねぇなぁ。と言う印象でした。

ちなみに、私が勝手にネタ順位をつけるとしたら。こんな感じかな?

田上よしえ
スギちゃん
三浦マイルド(2本目)
ヒューマン中村(1本目)
雷ジャクソン高本
アンドーひであき(1本目)
キンタロー。
ヒューマン中村(2本目)
三浦マイルド(1本目)
岸学
ヤナギブソン
アンドーひであき(2本目)
三遊亭こうもり
プラスマイナス岩橋
桂三度

あれ?田上よしえが優勝してしもうた。個別の評価ではこき下ろしたのに・・・。また別の観点では2本目が1本目を上回ったのは三浦マイルドだけなので、順当な優勝と言えなくも無いのか。ちなみに、他のどっかで読んだんだけど、時代は「ワイルド」から「マイルド」へ。と言う煽りがあって、上手い!と思った。

*1:要る/要らないを分別するためのボックス。笑う犬の生活「小須田部長」より。

憂さ晴らしという名の自己主張の強い愚痴。

明日、朝3時に出発して山形まで行くっていうのにまだお仕事帰れないので、憂さ晴らしに日記書く。


いや、サボってるなら帰れYo!と言う話でもあるんだが、ひたすら自動化を進めた挙句、自分自身が暇になって、テストの結果を待ち続ける状態になってるわけですYo!と。


とは言え、何かネタが有って書くわけでもないので、Blogの書き方もとんと忘れたなぁあと言う感じではあるのだが、ここ最近思うことについて色々と書いてみましょうかね?まずは、巷で噂のAKBなんちゃらのボウズネタ。なんだろねー。正直いろんな人が人権侵害だとかなんとか言ってるんだけどさ、彼女らは「会いにいけるアイドル」っていうフレーズで売り込んで、彼女の代替手段的な売り込みをしたわけさ。そしたら、そこに処女性っていうか、彼氏のなさを求めるのは、商売道具なんだからしょうがないわなぁと言う気がしなくもない。だって、彼氏がいます。っていう話を公言するグループだったら、別にあそこまで売れてない気もするしね。商法としても、48人も女の子集めりゃ、誰か好きな子できるでしょ?的な。クラスの一人ぐらいは好きな子いるでしょ?的な商売の仕方なんだから、しょうがないっすわ。


って、ここまで書いてたらトラブルの電話ですよー。もうね、トラブル、トラブルって、オマエはロードを何章まで歌うねんっ!?って感じだわ。あれって13章まででしょ?って思ってたら、なんかロード2みたいなのもあるんだね?よくわからないけど、まぁ、気になったら調べてよ。よろしく高橋ジョージ。


で、トラブルの方は、とりあえず一次対応を他の人がやってくれてるんだけど、忙しくなるから二次対応以降は俺にやってくれ。と言う話になってるわけですYo!と。あるぇ?3時に出発できるの?伊丹空港に間に合うの?HA!HA!HA!って感じだねぇ・・・。と書いている間にも、そのトラブル対応ですよ。


・・・トラブル対応、一応回避はしたけど根本対処じゃないからねぇ、どうしたもんだかねぇ。と言う感じだ。原因追求などは来週で問題ない。と言う風に言ってもらえたことだけが、救いかなぁ・・・。

という頃に、テストの1巡目が終了したので、2巡め開始。と思ったら、なんだか処理速度が遅いなぁ・・・と言う事に気づいて、NICの設定を変えれば、ほら2倍のスピードが出るじゃないか。


って書いてたら、トラブルの人からまた入電だトゥ!?って思ったら、今度はタダのログの受け渡しに関する連絡だったわ。なんだ、それならいいや。


っていうあたりで、めんどくさくなってきた。とりあえず、あとはテストをちょちょっとやって、帰ろう。

「「彼女欲しい」はプロジェクトとして破綻している」という指摘は破綻しているのか?

これを読んでワロウタので、メモしておこう。

「彼女欲しい」という欲求はプロジェクトとして考えると破綻している
http://mubou.seesaa.net/article/319223437.html

うむうむ。解る解る。と思いつつ、笑いながら読んだ。


で、確かにプロジェクトとして破綻しているけど「彼女欲しい」って言ってる人の何割がホントに彼女欲しいって思ってるんでしょうね?っていう話があると思うんですわ。つまりそもそもソレをプロジェクトとして成立させたいと思ってんのか?って話です。


正直な話、彼女欲しいっていう欲求よりはインスタントに肉体関係が欲しいとか、癒しがほしい。という思いの発露であって、その一方でそのために発生する面倒は嫌だ、責任はヤダって状況なんだと思うんですよ。漠然と彼女欲しいって言っちゃって、具体性が無い辺りもこの辺の事を考える面倒くささから逃避している以外の何者でも無いわけですよ。


つまり「「彼女欲しい」と言う欲求はプロジェクトとして考えると破綻している。」と言うか、「「彼女欲しい」という欲求はタダの寝言である。」と思うです。


自分の過去の経歴に当てはめて考えれば「彼女欲しい」って言ってる時期は、意中の誰かが居るわけじゃない状態で、インスタントに癒しが欲しい状況になっている事が大半です。誰か付き合いたい娘がいれば、その時点で「○○さんと付き合いたい」プロジェクトが無意識に開始していて、なんとなくのうちにとっととマイルストーンを設定してたり、プロジェクト継続判断をするタイミングを設けてあったりします。

○○さんといつまでにメルアド交換をして、いつ頃に用のないメールが送れる仲になって、いつ頃に二人で遠出出来る仲になろうなんて言うのは、もう、とっとと決まるわけですよ。で、決まったら決まったで速攻で行動開始して、定期的に進捗確認をして、プロジェクトに遅延が出たら、そのプロジェクトの継続判定を行うわけですよ。そんなもん、誰でもやるでしょうよ?


って事で、結局のところ彼女欲しいなんて言ってる人は、本気で彼女を作ろうと言う気力すら無い腑抜けが言う言葉だと思うんですわ。


では今日の結論。


はぁ・・・彼女が欲しいなぁ・・・。

やっと一息。

さて、年末から発生していたトラブルがやっと一段落ついたので、博多のホテルで久しぶりに日記でも書いてみようかと思っている。
本来であれば、年始だし、今年の目標とか書くべきなんだろうけど、正直今年は年越しの実感がまーーーーったくない。いつの間に年越したん?って感じなので、とりあえず現状等をつらつらとまとめるのを一発目のエントリにしてみようかと思う。

仕事でトラブってたけど、プライベートでも事故の後処理が先方の保険会社が言ってる事が無茶苦茶で、もうなんともならない状況になり、向こうは弁護士を立ててき始めた。もうね、面倒くさい。そして、この弁護士がまたイケてないと思う。「僕はわからないけど」とか、「資料を読んでないからわからないけど」とか、平気で言い腐る。この辺、代理人なのに目を通してないのは問題あるんじゃないの?とか、もう、ホントに年明け一発目からヤル気が出なくて仕方ありません。仕事でも責められ、プライベートでも責められ、今年はほんとにもうどうしたら良いものやら・・・と言う感じがします。

滅入ることばっかり言っても仕方ないので、趣味に話を振ってみるとして、今年は雪山にまだイケてない。例年なら年末年始で1~2滑り。1月の3連休で1滑りはしているはずなのだが、今年は一切なし。ヘルメットまで買ったのに、何も出来ていないのが、ホントに辛い。あれ、また滅入る事を言ってるな・・・。んーーとりあえず、今月中に井川腕山でいいので1回は行っておきたいな・・・。今年の本番は2月かな。

で、さらに話を変えてみて・・・。今月は1月1日以来家にいないので、色んなモノが対応出来ない状況にある。何気に料金滞納系が発生してないかが怖い。うむぅ・・・。荷物とか、来てて保管期限が切れてたらどうしよう・・・。とか思ってる。あと、恐らくHDDレコーダーが容量満タンになってる上に、今季の新番組はほとんどとれてないんだろうなぁ・・・と思うと、チョット滅入る。また、滅入る話だ(苦笑)

じゃ、新番組の話になったので次は「まおゆう」について。まおゆうはいろんな意味で賛否両論あるのは知ってるけど、自分としては好きだし、面白いと思ってる。だからネットで読んだ後もノベライズされた本は全て買っている(コミカライズは手が出てないけど)。で、その「まおゆう」がアニメ化がされている。忙しい合間を縫ってホテルでニコ動で1話を見てみたので、感想等を。

本作はとりあえず13話終了が決まっているので、原作のどこまでイケる予定なんだろうか?まおゆうのボリュームから考えれば、銀河英雄伝説の半分程度だと思うので、銀河英雄伝説が本編で110話だと考えれば、おおよそ4クール(52話)で全てを語れるボリュームぐらいじゃないかなぁ?と思っている。んーーー、鋼の錬金術(2期FA版)が64話だったことを考えると、ソレくらいでもいいかもしれない。ノベライズ5巻を5クールと考えれば、鋼の錬金術と同じくらいでいいのかもしれない。っていうくらいに思っているんだけど、第1話を見て、うむぅ・・・・だいぶ端折ってきたなぁって感じがする。

正直、まおゆうの魅力の半分程度は冒頭の魔王と勇者の掛け合いの中から新たな価値観をドラクエ的世界に持ち込む導入部にあると思うんだけど、ソレが魅力半減してしまった様に思われて少し残念である。あの流れでは勇者が物分かりが良すぎる様に感じられてしまい、勇者の中に発生した葛藤や価値観の転換などが感じられず、残念なものに感じられた。

人気がどれほど出るか?にもよるんだろうけど、でもなぁ、あの冒頭の作りでは凡作になりそうな気がしてならない。「まおゆう」好きにとっては物足りない感じがするものになり、ご新規さんには「ご都合主義」に見えてしまうのでは?と思われてならず、DVDの売上も微妙になって、結局1クール終了になりそうな気がする。正直、今の作りだと自分もDVDに手を出そうか?と言う気はあまりしない。まぁ、自分が買ったDVDは鋼の錬金術(1期版)のみなので、そもそもあまり買う人ではないんだけど・・・。

期待はしてるんだけど、なんだか今の時点でものすごい怖い。うむぅ・・・・。いや、で皆はどう思ってるんだろうなぁ?と思ったら、こういう感想があって、うんうん。と、同意出来る点が多かった。確かに最後の最後のワンカットカチューシャとヘアバンドをおいて旅に出るシーンは良いと思った。

http://d.hatena.ne.jp/GiGir/20130114/1358188221

さてさて、まおゆうを語って満足したのでとりあえずは一旦終了。 保存保存。

脳内リンク

物事って覚えただけじゃ役に立たない。当たり前ですね。覚えた後に活用する段階で役立つものだと思っている。


あぁ、ソレって数式みたいに一個覚えれば応用効くって話でしょ?っていう程簡単な話でもない。単純に覚えておくだけのことでも同じことが言える。


つまり、何らかの話を聞いて「あ、あの話はこの話と連動してるな。」と言うのに気づくか気づかないか、っていうのは非常に大事。別の言い方をすると、知っててもソレを活用出来なければ知らないのと同じ。むしろ、知ってたくせにって言われる可能性も考えれば知ってて使えないのは知らないほうがマシとも言える。


つまり覚えた内容をいろんなところで引き出せる事、勝手に脳内リンクって呼ぶけど、このリンク能力が高ければ高いほど、少ないインプットで大量の情報を引き出せるので物知りとも言えるし、一を聞いて十を知ると言う話もあるが、勘がいい/悪い*1って話にもなるかな?と。


なので、自分としては話を聞いている際には、ただ単に聞いているだけじゃなく、脳内では話を分解して、類似案件や反対条件などの検索を実施しているのだと思う。そうすることによってリンクされた情報が引き出されていろんな事がわかってきたりする。そして、知識が体系化される。


で、何が言いたいって言うと、この「勘が悪い」っていう所を改善するためにはどういう特訓が有効かなぁ?と思って・・・。


自分:「コレ知ってる?」
後輩:「知りません。」
自分:「こう言う意味なんだけどね。」
後輩:「あぁなるほど分かりました。」
自分:「でも、こう言う話は聞いたことない?」
後輩:「ソレですか、知ってますよ。」
自分:「それと同じだよ?」
後輩:「・・・・そう言われれば、そうですね。」


こう言うやり取りが異様に多い。知ってるのに、ソレが引き出せない。コレはね、ホント知ってるだけにたちが悪い。「たちが悪い」なんて思いたく無いのに、ついつい心をよぎる。よぎった後に、人様に対して何偉そうに思ってるんだよ?と、チョット自己嫌悪が襲ってくる。


なので、私自身の精神衛生のためにも、この辺の特訓が必要かなぁ?と。ソレが出来れば話の理解も早くなるのかなぁ?とか思ったりしたりもしてる。


とは言え、結局のところ、いろいろとあれこれやれって言っても、キャパを超えてしまうのでダメ。だとしたら、何処から注力していくかなぁ?と悩み中。


結局、後輩育成の話に戻っている・・・。


もうね、ここが一番の悩みなんですよ。自分一人で解決出来ないから余計に。

*1:頭の回転が速いとも言うかな。

話が通じるかどうか?

話をした時に相手にわかってもらえるのか?*1っていうのは、非常に大事だなぁ。と思う。聞き手のリテラシについてあれこれ言っても仕方ないと最近思う様になって、相手がわからないのは分らないように話している俺が悪いって考える様になって、じゃどうすればいいの?なんて事を考えてる。ブログ*2を遡ると2011年06月にも同じような事を考えている。

 

その時は自分が話す時の技法の話になっていて、相手にうまく伝えるためにはどうすればいいのか?っていうのを自分なりにまとめていた。抜粋すると、こんな感じ。

 

 

意思疎通におけるテクニカル面での考慮は

  1. アウトラインを先に説明する。
  2. 喩え話をする時は共通言語で。
  3. 喩え話は喩え話であり、喩え話後の誤差修正が必要。
  4. 常に主語を明確化して説明する。
  5. 相手に言い換えてもらう。

上記の様な事に気をつけて「相手の立場に立ち」「共通言語を用いて」「主語を明確化しながら」説明をしていけばいいのではないか

 

 

で、コレでもうまく行かない事がある。例えば、ロジックの話については喩え話とかできそうにも無い、if分岐の数やループ位置の問題なので、具体的に同じフローチャートが脳内に描けるか?が大事になる。話をしていて、どうにもうまく伝わらない時にはそのフローチャートが共有化できていないことも多い。言葉で言われた内容を脳内でフローチャート化するっていうのは意外と面倒くさいらしく、意外と出来ない人が多い事に気づいた。なので、最近は自分が話をするときにはできるだけ図示しながら話をするっていうことも積極的にやるようになってきている。

 

逆に自分が聞き手に回った際に、相手がうまく話ができていないと感じた時には、なんでもいいからとりあえずホワイトボードに書いて、図でも表でもグラフでも何でもいいから、何か表現しながら説明してくれ。と言う風に言っている。

 

どうも、話を伝えられない人*3っていうのは頭の中で情報を整理しきらないまま話をしようとするようで、自分自身がまとまらないまま話をし始めており、ホワイトボードに書けと言われても、何も書けず、どううまく整理すればいいのか?すらわかっていない状況だと言う事に気づいていない。まずは話したい事をまとめられてないって事を話し手自身に気づいてもらわなければならない。

 

例えば、私が話し手の場合、どうにも分らない事があれば、まずは思考を周囲にだだ漏れにして、状況をまとめる方向に力を使う。その、ダダ漏れの箇所で間違いがあれば、周囲からチェックが入るので、自分の中だけで考えるよりもずっと効率的に状況をまとめられる事が多い*4。なので、まず分らない事を表明して、まとめるための内容を口に出しながらダダ漏れでまとめ、そこから話を詰めていく。すると、まとまる段階に来た場合はその段階では図、表、フローチャートなど、何らかの手順でまとめる事が出来る様な状況になっている。

 

でも、話が伝えられない人はそのダダ漏れにすればいい思考を脳内で留めて、外に表現しない。でも、うまくまとめられないのだから話が出来ないのに考えこんでもうまくまとまるはずがない。そこで思考のプロセスを言葉だったり、図や文字で表現すればいいのに、ソレをしないもんだから、誰も話さない空白の時間が出来て、更に自分を追い詰めて、話ができなくなってしまう。なんだか、負のスパイラルっていう感じがするが・・・。

 

まぁ、何にせよ、相手に対して物事を伝えるのは難しいっていう話だな。

*1:ここで言うわかるは、理解出来ると言う意味であり、納得・同意ではない。

*2:このブログではなく、昔のブログ

*3:話し手としても、聞き手としても。ただし今は話し手として

*4:逆に船頭多くして船山に登る状態になることもあるので、ケース・バイ・ケースだが

後輩の育成について

先日来、悩んでいたこととして後輩の育成があって、自律的な行動をしてほしいなぁとか、判断基準が甘いっていうか、何の基準で判断をしているのか理解できないことが多々あるなぁとか、そういうことが悩みだったりしていた。

 

で、今度やる会社内の部屋の引っ越しの仕切りを後輩に任せていたのだが、作業のアウトラインを聞いてたらどう聞いても、無理がありそうに思うような予定に聞こえる。無理がありそうっていうか、ディテールの想像力が足りてない感じがする。具体的には、こんな感じ。

 

1.ある部屋のパーティションおよび電源工事を実施する。

2.ある部屋のパーティション工事は既設のパーティションの移動、組み換えである。

3.パーティション工事後は新たな棚などを設置する予定がある。

4.既設のパーティション周りには自分たちが管理していない機器が大量にある。

5.ある部屋内における空間充填率は高いっていうか、ものがいっぱいである。

6.部屋の中にある機材については施錠可能なところに保管する必要がある。

 

とかとかで、これらの状況を考えればいろいろと考えることがあるなぁと思うのだが、まずは、以下の条件を満たすことを自分は考える。

 

1.電源工事における電源切断時間はできるだけ短く、かつ影響がないように配慮。

2.機材に関する管理は自分の管理下以外のものはできるだけ触らないで済ます。

3.自分が楽できて、結果を満たせる方法を考える。

 

とかとか、という風に考えるんだが、後輩にはどうにも2や3に関する考えはないみたいで、かつ、具体的にいろいろと考えることもしてないみたいである。

 

んでもって、いろいろと聞いてみるととりあえずパーティション周りのものを置けるはずがない場所に移動させてたり、自分が大量の荷物を一人で運ぶことになっていたり、パーティション、電源、什器搬入がすべてよどみなく終わるだけで、バッファなどの考慮がない。なんていう前提で作業計画が練られていた。練られてねーよ。それ。

 

で、そこからいろいろと話しをしてみたら、どうもディテールに対する想像力や段取りっていうところに関する不慣れが原因なのかもしれないなぁ、と思った。

 

たとえば、モノを移動させるにあたって、どれだけの物量があるとか、その物量に対して自分が触ることに対するリスクとか、そういうことを考えたこともないという話だった。

 

結局のところ、仕事にしろ遊びにしろ何をするにしても段取りが大事だっていう話になり、具体的な話として、彼と私が共通で遊んでいるゲームであるスーパーロボット大戦の遊び方で話をしてみて、かなり愕然とした。

 

まず、スーパーロボット大戦とは以下のようなゲームである。

1.スーパーロボットと呼ばれるアニメのロボットを使ったゲーム。

2.簡単に言えばチェスや将棋に近いゲーム。

3.駒の特性はロボットによって左右されるがユーザの操作によって成長する。

4.ターン性ゲームなので、自身の全駒を動かし切ったら相手の操作時間になる。

5.1ターン中には基本1駒1回しか動かせない。

6.ただし、特殊技能をつけた駒が、気力条件、敵駒撃墜の2条件を満たすと1ターン中に2回動かすことができるようになる。

 

などなどの条件があって、まぁ簡単に言えばターン性ゲームなので、1ターンでできるだけ多く駒を動かし、その駒で効率よく相手の駒を削り、できるだけ相手の駒に仕事をさせないようにするか?というのが基本戦略になるので、以下のようなことに気を付ける。

 

1.基本的に全駒に2回行動の特殊技能をつける。

2.気力条件を満たしやすく、攻撃力の高い駒を前線に配置

3.前線の駒が敵を撃破することで別駒の気力を上げる。

4.気力が上がった別駒を使って別の敵駒を撃破する。

5.以降3,4を繰り返していく。

 

こうすると、本来1ターン目には自駒数しか駒が活動できないのだが、自駒数×1.8倍程度の行動ができるようになり、後半は1ターン目でほぼ戦況を制圧できるようになるので、こういう戦略をとるでしょ?って話をしたらこんなになった。

 

自分:「ーーこんな感じでしょ?」

後輩:「いや、しないっすよそんなこと。強くなった自駒が1個か2個単機で突っ込んで、いつの間にか終わってる。って感じですよ。」

自分:「えーーーー?それじゃ短時間に終わらせることができないじゃん?」

後輩:「短時間で終わらなくてもいいんですよ。楽しいんだから。」

自分:「え?戦略的な楽しさってないじゃん?それ?」

後輩:「え?キャラゲーでしょ?あれは?」

自分:「でも、それじゃ短時間クリアなどが条件になる報酬(SRポイント)などが手に入らないんじゃ?」

後輩:「いらないっすよ、そんなもん。キャラ同士がガーッとからんで、会話してそれを楽しめばいいんだから。」

自分:「・・・そうですか。」

 

・・・・えーーーー?

価値観崩壊の瞬間。まじか、同じものをやっててもここまで考え方が違うのか。確かにキャラを楽しむっていう楽しみ方は否定できないわなぁ。しかし、自分としては最低限のコストで最大限のメリットを出そうという発想があるんだけど、その発想なしなんだなぁ・・・・と。

 

興味があると思っていた遊びですらそんな戦略性がないっていう話になるんだったら、興味がないと思われる仕事に戦略性とか計画性とか、段取り力とか言っても、発揮されるわけねーな。と思った。

 

なので、後輩にとりあえず企画力、遂行力、段取り力をつけてもらうために、何かを企画してもらうことにした。遊びで。12月1日、みんなが楽しめると思える何かを企画して、それでみんなを誘いましょう。遊びましょう。と。

 

そうやって遊んで、みんなが楽しむ姿や、みんなからありがとうって言ってもらえればそれを楽しいと思って、だったら楽しいことを楽してやるには。。。なんて発想になってくれればいいなぁ。と思って・・・。